2024.8.3 火打山 高谷池と天狗の庭-天上の湿原-

今回は、妙高高原にある火打山に向かいます。

妙高高原には、いもり池や沼の原湿原といった湿原が点在していることに加えて、妙高山や黒姫山など山も豊富です。

以前に妙高山に登った際に山頂から天狗の庭が見え、いつかは行ってみようと思っていました。

紅葉が有名なようですが、夏の青々とした湿原も良いだろうと登ってみることにしました。

9時間を超える長丁場なので、小屋が空いていれば1泊したかったのですが、かなりの人気なようで全く空きがありませんでした。

仕方ないので、日帰りで下山して地上で1泊することに。

探索

準備

駐車場はかなり広く、土曜日の5:30頃の到着時には余裕がありました。

トイレもあり、安心して準備ができる環境でした。

登山口。

入山届などもここで出せます。

任意で入山料500円を払う場所があり、払った人は木のタグがもらえます。

また、登山バッジの自販機がありました。(撮影忘れました)

初めて見たな。

登山開始~高谷池

歩いて行くと川を横切ります。

まずは木道が整備された道を歩いていきます。

植生の保護が目的でしょうか。

タマゴタケ

黒沢に到着。

真夏のこの時期にこれだけの水分量はなかなかにすごいですね。

大量の水を流しながら、上に湿原を維持できるとは一体どれほどの水分を溜め込んでいるのか見当もつきません。

穴だらけの倒木。

昆虫か?

先に進むと十二曲がりに到着。

ここから、険しくなっていきます。

ツバメオモト

十二曲がりを超えると少し楽な道に。

日本アルプスの展望が良いです。

恐らくソバナ

登山口の近くにある乙見湖(笹ヶ峰ダム)。

着々と登っています。

まだまだ険しい上りは続きます。

トンボが現れました。

どこから来たのでしょうか??

サンカヨウ。

こんな実をつけるんだ・・・知らなかった!

オトギリソウ

火打山の遠望。

いい形の山です。

なだらかな道に出ました。

標高が上がってきたのか、植生が変わってきました。

八幡平を思い出します。

高谷池ヒュッテに到着!

ヒュッテの奥には湿原が広がります。

池近くでウソが鳴いています。

ズームレンズを持っていなかったのですが、運よく近くまできてくれました。

テント場。

こんなに湿原の近くで寝られるなんて最高ですね!

ヒュッテを後にして、先に進むと池塘が見えます。

遠くにワタスゲが見えます。

ヒュッテの雰囲気はかなり良いです。

湿原の隣の山小屋ですね。

イワイチョウ

ヨツバシオガマ

高谷池〜天狗の庭

天狗の庭を経由して、火打山の山頂に向かいます。

ここ大きな池が!

木道横も水で満たされています。

アザミの一種。

アザミは色々と種類があるので、わかりません。

少し歩くと天狗の庭に到着!

少し雲が出てきました。

空が映り込む。

湿原沿いの道を歩いていきます。

ヒルムシロ?

モウセンゴケが花を咲かせています

天狗の庭〜火打山山頂

山頂へ向かう道中には、荒々しい山肌を見ることができます。

マルバダケブキ

ミョウコウトリカブト

山頂に向かう途中、振り返ると天狗の庭が一望できます。

山間の湿原の雰囲気をたっぷりと感じられます!

ライチョウ平に到着!

ライチョウはいませんでした!

一面のアザミ。

ライチョウ平からひたすら登り続けると山頂に到着します。

終盤の登りはかなりきつかったです。

山頂は360°展望があります。

山頂は雲の上。

日差しが強く、暖かいです。

昼ごはんを食べます。

カレーメシ。

山頂はトンボの楽園です。

適当にシャッターを押してもこれだけトンボが映り込みました。

やや曇っていますが、ヒュッテが見えます。

こちらは天狗の庭。

キアゲハ?

トンボに混じって、チョウも飛び回っていました。

食草があるのでしょうか?

徐々に曇ってきたので、帰路につきました。

帰り道もかなり距離があり、めちゃくちゃ疲れました。

周辺の湿原

火打山周辺には湿原が多く、以下に紹介する2つ以外にも点在しています。

ゆっくりと滞在してみるのも良いと思います。

ただ、夏はかなり暑いので、熱中症にならないように飲み物や日差し対策をしっかりとしましょう。

まとめ

全体として、高いコストに見合う価値がありました。

いつかは行こうと持っていましたが、コースタイムの長さから躊躇していました。

頑張って登れば、日帰りも可能です。

出発を早めにすれば、山頂でのんびりすることもできました。

高谷池や天狗の庭は、登って見に行く価値のある天上の楽園です。

さらにひと頑張りして、天狗の庭を越えて、少し登れば天狗の庭を見下ろせるので、ドローンのような視座を得られます。

湿原が目的であれば、ここまででも良い気と思います。

山頂は360°展望なので、行く価値はありました。

体力に余裕があれば、おすすめです!

ゆっくりしながら、山頂を目指す場合は、ヒュッテで一泊した方が良いと思います。

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