6月下旬蓼科山の雪も谷筋の雪がかすかに見える頃になりましたが、蓼科山の中腹標高1830mに広がる原生林を散策路で整備した「御泉水自然園」で自然を見て参りました。
カラマツ・シラビソなどの針葉樹林に囲まれて豊富な高山植物や野鳥が生息しております。
標高の高いエリアには、亜寒帯原生林、中間のエリアには湿地、標高の低いエリアは水が集まり「御泉水池」と言う池になっており、ニジマスが泳いでおりました
探索
▼落葉松林の中の木道
林の中は乾燥化した湿地でした
▼溶岩台地上の樹木
▼ヤマドリゼンマイ。
山地の湿地に生える大柄なシダ植物です。
直立する赤褐色の胞子葉をヤマドリの尾に見立てたと言われています。
食べられますがアク抜きに手間が掛かるようです。
▼カラマツ林でカラマツに垂れ下がったサルオガシ。
入笠湿原で始めて見て、今回で2回目です。
水分を光で生成しますが、ここでは湧水によって発生した霧が地表に長く留まり一体の景観を深めています。
▼花の終わった季節でしたが、コバイケイソウが未だ咲いていました
▼女神湖は「御泉水自然園」の下流にある人造湖ですが、堰堤の対岸は立木が水面に残っていました。
背景に違いはありますが、野付半島の「トドワラ」を思い出します。
▼女神湖畔の湿原雰囲気。
浮島があります。
流入水の土砂により湿地景色になってきました。
▼来年3月で閉鎖する
山荘のロビー。
北欧風の広々とした広間です。